1月21日(日)に、未来創造ユースチーム第4期の第4回ゼミを開催しました。
熱海会場4名、オンラインで全国各地から10名のメンバーが参加してくれました。
能登半島地震をうけて、未来創造部副代表の光村が現地へ支援に行きました。その際の現地状況の報告をしてくれました。報告を聞いて、ユースチームとしても何かできることは何か、または自分自身においてはもしもの時に備えて何かできるのだろうかということについて意見交換をしながら、考えました。
第3回のTOC(変化の理論)について、ポイントのおさらいと、メンバーがレポートに書いてくれたコメント(学びや気づき、講師の枝廣への質問)をもとに、振り返りを行いました。
連続して受講しているメンバーからは毎回TOCを書く度に気づきが得られることや継続して考える重要性を感じたとコメントがありました。また、TOCを描いた後に実際に行動に活かしていく際の質問を多くいただいたため、枝廣からいくつかの具体的な方法をお伝えしました。
さて、第4回ゼミのテーマは、「プロジェクトを進めるための効果的なコミュニケーション」です。
まず、大前提として『「伝える」と「伝わる」は違う!』ということを意識する重要性について、枝廣のこれまでの経験(同時通訳や大勢の聴衆がいるなかでの講演)をもとに、ポイントを絞って紹介しました。また、話す内容の考えるにあたって、聞き手を「どこ(現在地)からどこ(目的地)へとお連れするのか」によってアプローチ方法も異なるため、しっかりと理解して準備する必要があります。
では、世の中にさまざまなメッセージが飛び交うなかで、どうしたら効果的に伝えることができるのか、4つのコツを伝授しました。
枝廣からのレクチャーをもとに、メンバーそれぞれが「自分が伝えたい対象は誰なのか? どういうアプローチが役に立ちそうなのか?」について考えたあと、エレベーター・ピッチの手法を用いて、自分が伝えたいことを小グループのメンバーに、実際に伝えあってみました。
ユースメンバーは、全国各地でさまざまな活動に取り組んでいます。
今回は、北海道在住の久保田さんより、幼児教育現場や福祉施設等で音楽活動の一環として訪問演奏会をしているということで、活動について紹介してもらいました。
久保田さんは当初予定していた内容を急遽変更して、先ほどレクチャーを受けたエレベーター・ピッチの手法を用いて、活動を紹介してくれました。また、経験を通じて、ご自身が学んだことについて他のメンバーにむけて熱いメッセージも伝えてくれました。分かりやすくまとめられた活動紹介に、他のメンバーも刺激をうけていた印象でした。
これからもメンバーお互いの活動を紹介する機会を作っていきたいと思っています。
毎回SDGsの17ゴールを一つずつ取り上げて学ぶSDGs講座を行っており、
今回は、ゴール16「平和と公正をすべての人に」について学びました。
紛争における影響や、政治への若者の参加率、世界における人権の認識について、データをもとに解説をして、取り組みとして、難民支援については、国連UNHCR協会や国境なき医師団などの活動、政治参加については、市民参加型予算や少年議会について紹介をしました。
本日の「力をくれる言葉」は 「トム・ソーヤーの冒険」の作家 マーク・トウェインより紹介しました。
今から20年後、
あなたは、やったことよりも、
やらなかったことにがっかりするだろう。
ゆえに、もやいを解き放て。
安全な港から船を出せ。
貿易風を帆にとらえよ。
探検せよ。
夢を見よ。
最後に、一人一人今日の振り返り・感想を発表したので、一部紹介します。
・今回初めて参加をして、社会をどう良くしていくか前向きにディスカッションすることができて、すごく貴重な場だと感じました。防災やマイボトルなど、自分が次にアクションしようという種が、この時間のなかで考えたり得ることができました。少しでも自分が行動に移していく、また自分が伝える人になっていきたいと思いました。
・「準備の大切さ」を改めて実感しました。長い話をするときは、なんとか帳尻が合うだろうとあまり準備をしなかったのですが、その癖もあって、朝礼のような短い時間で話す際に準備不足があることを振り返ってみて気づきました。短い時間となると、伝えたいことを全部言おうとしたり、何か間違えたらどうしようとなってしまったりすることがあったので、場数を踏んでいきたいと思います。
・仕事柄、今後交渉事が増えてくるので、相手の現在地がどこなのかということをしっかりと把握したうえで、伝えることを明確にして、それに対応した話し方をしていきたいと思いました。
・話す前に、5分だけでも準備をすると、話しやすくなると感じました。準備をしていないと、こんなこと話したいということがあっても、ごちゃごちゃして、結局なにを伝えたいのかわからなくなってしまうので、少し考えてから話すように習慣付けたいと思いました。メンバーの活動紹介を聞いて、すごく勇気をもらいました!
・数期にわたって受講をしても、その度は感じ方が違って、自分の変化を感じました。
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