7月20日(土)に、未来創造ユースチーム第5期の第4回ゼミを開催しました。
今回は、熱海会場に4名、オンラインで5名が参加してくれました。
前回の内容(創り出したい変化の連鎖をデザインする(変化の理論))について、
メンバーが事後レポートに書いてくれたコメント(学びや気づき)をもとに、おさらいをしました。
メンバーからは、
「同じプロジェクトをしている人に、システム思考を共有してみました」
「自分だけの考えでは限界があるので、いろんな人の意見をききたいと思います」と、コメントがあがっていました。
また、「変化を実現するために、枝廣さんはどのようにしてきたのか体験談や事例を教えてほしい」「取り組みを行っていくうえでの持続可能な人間関係の構築や、良い変化のつくりかたを知りたい」という希望があり、メンバーの参考になればということで枝廣の経験と、その時に何をどのように考えていたのかについて、具体的に紹介しました。
今回のテーマは、「プロジェクトを進めるための効果的なコミュニケーション」です。
まず、大前提として大事なことは、『「伝える」と「伝わる」ということは違う!』ということです。
通訳や講演など、枝廣のこれまでの経験を通じて整理した、「効果的なコミュニケータ―の3原則」について紹介しました。そのあと、「伝える」ためのスキルについて、働きかける相手によってどのようなアプローチやコミュニケーションが効果的かを考えるグループワークや、伝わるための4つのコツを意識したうえでエレベーター・ピッチを用いたワークなどを行い、一緒にトレーニングをしました。
本日の「力をくれる言葉」は、 「貞観政要」より、「兼聴と偏信」についての言葉より紹介しました。
貞観二年、唐の太宗が臣下の魏徴に、「どのようなものを明君と暗君というのか」と尋ねたところ、魏徴はこのように答えた。
「明君が明君であるのは、多くの人の意見を聞くからです。暗君が暗君であるのは、だれかの言うことだけを偏って信じてしまうからです」
最後に、一人一人今日の振り返り・感想を発表したので、一部紹介します。
・久しぶりに会場で参加しました。エレベーター・ピッチについて、前よりも考えることが多くなったような気がして、他のメンバーからのコメントより、こういう考え方もあるんだと学ぶことができてよかったです。(小学生メンバー)
・メッセージを話すときに、あれこれ言わずに1つに簡潔に伝える方法がとてもいいなと思いました。エレベーター・ピッチで、相手のメリットについて考える点がこれまでの自分には足りていなかったことに気づくことができました。(中学生メンバー)
・どれだけよく考えていても「伝える」だけではいけないということを学んで、エレベーター・ピッチをやったときに、なかなか1分でうまく伝えられていなかった感じがしたので、「伝わる」トーク力を身につけたいと思いました。(高校生メンバー)
・連続で受講をしていて、自分も考えることが速やかに考えられるようになっていて、コミュニケーションについて効果的に少しずつ向上しているのかなと感じました。相手の話を聞いて、誘導的な反応はせずにシンプルにどういうしたらよいか、どういうアドバイスを自分ができているのかを考えながら、有意義な時間でした。(社会人メンバー)
・話す際の最初の一言について重要性をすごく感じました。仕事でセミナーなどを行う時の自分の一言はどんな感じだったかと振り返ってみた時に、正面から城門突破するケースが多かったように思います。セミナーで話す際の構成について改めて考えていきたいと思いました。(社会人メンバー)
10月スタートの、第6期未来創造ユースチームもメンバー募集を開始しました!
興味がある人はお気軽にご連絡ください。ぜひ一緒に学びましょう!!