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第6期がスタートしました! 第1回ゼミ ~バックキャスティングでビジョンをつくる~



10月19日(土)に、未来創造ユースチーム第6期の第1回ゼミを開催しました。

第6期は小学生3名、中学生1名、高校生1名、大学生2名、社会人9名の計16名のメンバーで、6カ月お互いに学びを深めていきます。

第1回は、熱海会場に3名、オンラインで11名が参加してくれました。


まず、一緒に学んでいくメンバーについてお互いに知るために、住んでいる場所や学年・年齢、参加動機、どんなことに取り組みたいと考えているかについて自己紹介をしました。

全国各地から、年齢もバックグラウンドも様々なメンバーが参加していて、これから一緒に学んでいくことが楽しみです!


はじめに、未来創造ユースチームの主催である株式会社未来創造部の取り組みや、大事にしているミッションやテーマについて、紹介しました。未来創造ユースチームも、「持続可能で幸せな未来をつくりたいと思い、変化を創り出せるスキルを持った次世代を育てていきたい、望ましい未来を一緒に目指していきたい」という想いのもと、2022年4月よりスタートしました。これまで約200名のユースメンバーが参加してくれています。


6か月を通じて学ぶ5つの力のうち、

一つめは、「バックキャスティングでビジョンを描く」力です。


最初のワークとして、「自分が変えたい状況を考えてみよう」ということで、自分自身、家族や近所、学校や職場、地域、日本、世界などについて、個人ワークとしてそれぞれ考えました。

その後、枝廣から「バックキャスティングとは?」についてレクチャーを受け、枝廣や光村(副代表)のこれまでの経験や国・地域での取り組みなどから、バックキャスティングの事例をいくつか紹介しました。


問題解決にも2通りのアプローチがあります。それを考えるにあたって、まずは交通渋滞を例にグループで解決策を考えてみました。その後、交通渋滞について海外における問題解決のアプローチや、まちづくりにおける姫路でのバックキャスティングをもとにしたアプローチについて、紹介しました。

それから、バックキャスティングで物事を考えるストレッチとして、先ほどの「自分が変えたいこと・もの」が最終的にどのようになったらよいかについて、さらに考えてみました。それぞれの「変えたい状況」について、3~4名のグループになって、お互いに聞き合って共有をしました。


最後に枝廣より、「何をするか」の前に、「何がどういう状態になっていればよいのか」を考えること、目的と手段を分けて考えることが、大事なポイントであるとアドバイスしました。


一人一人今日の振り返り・感想を発表したので、一部紹介します。


・ 例がたくさんあって、どうやってつくればよいのか想像しやすかった。その結果やそこまでどのようにしたのかがわかりやすかった。コンプリートストリートを初めて知って、自分は自動車のことだけを考えていたけど、歩行者や自転車の人達を優先にする考えが面白いと思いました(小学生メンバー)


・ 最初に大きな目標をたてて、そこからちょっとずつやり方を変えながら進めていくというところが、目標が大きいのが難しかったから小さくするのではなく、やり方を変えてやっていくというのがすごいと思いました。渋滞を無くすことを話したところで、信号を増やすとかいう考えが自分にはなかったのでそういう方法もあったのかと勉強になりました。(小学生メンバー)


・今日一番印象に残ったことは、「最初の目標は高ければ高いほどいい」という言葉で、小中学生からどんどん大人になっていくにつれ、現実に即した目標や地に足のついていないことを言うと、えっ!と思われがちだったので、それをして良いんだよと言っていただいたことが印象的でした。黙っていれば恥ずかしくないということも、言うことにすごく抵抗感があって言えずにいて、実行もできなかったこともあったが、高すぎる目標でも言わなくても、自分で行動を起こしていけばいいと思えたので、とても有意義な時間でした。(大学生メンバー)


・今日の一番の感想は、スウェーデンが2020年までに石油を使わない国になると共有したということが参考になって、以前も聞いてはいて、その時にはビジョンを共有すること大事だなと思ったのですが、今改めて聞いた時の気づきとして、ビジョンを共有した時に聞いた人達がどういう状態であるかという認識になるべく差がないことが大事だということが大きな気づきでした。私のなかでもこういう状況になったらいいなと描いてはいつつも、共有しているつもりでいても、共有された側と私とでは認識の齟齬があるので、そこをどうしたらいいのかという手段もちぐはぐだったことを、この事例を聞いて気づかされました。 (社会人メンバー)




過去の講座を事後視聴することも可能なので、11月の第2回ゼミや途中からのチーム参加も大歓迎です! 興味がある人はお気軽にご連絡ください。ぜひ一緒に学びましょう!



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