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第7期 第5回ゼミ ~合意形成の進め方~

  • miraiyouth
  • 8月23日
  • 読了時間: 4分
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8月23日(土)に、未来創造ユースチーム第7期の第5回ゼミを開催しました。

今回は、熱海会場で2名、オンラインで3名のメンバーが参加しました。

 

第4回の内容(プロジェクトを進めるための効果的なコミュニケーション)について、メンバーがレポートに書いてくれたコメント(学びや気づき、悩み)をもとにおさらいをしました。コミュニケーションがテーマであったため、日頃コミュニケーションにおいての悩みや質問も多く出ていて、枝廣が意識しているポイントを追加でアドバイスしました。

 


今回のテーマは、「合意形成の進め方」です。

年齢や学年を問わず、だれでも1度は「意見が違う人と一緒に何か進めなければいけない」場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか。まず、そういった場面について、自身の経験を振り返ってみるところからスタートしました。メンバーからは、文化祭の内容決めや、出掛ける際の行き先、学校生活での決め事などいろいろな場面で経験したことについてコメントが出ていました。

 

「合意形成」とはどのようなことであるのかについて解説したあと、例題をもとに、相手と意見が違う!という状況において、どのようなことができそうかを、メンバーでアイデイアを出し合って考えてみました。

その後、枝廣から「合意」と「同意」は違うということや、合意形成の目的や大切なこと、進める際のポイントについて解説しました。解説を受けて、再度別の例題(意見の異なる人がいる状況にあなたが遭遇した場合)にどのような合意形成ができるのかについて、考えてみました。

さらに、社会的合意形成の事例も紹介しました。枝廣が過去に関わった、原発集積地・新潟県柏崎市での3年間のまちづくりの取り組みについて、そのプロセスや進める際の工夫、3年後の参加者の変化をお伝えしました。

 


今回のショート・レクチャーでは、「炭化」についての授業をしました。

温暖化を止めるために必要な3つのことの内の1つである「回収したCO2がふたたび大気中に戻っていかないように、固定化する」ための方法として、「炭化(バイオ炭)」があります。

炭づくり作業をしている現場にいる副代表の光村と中継を繋ぎ、未来ロケットカーボナイザー(炭化装置)の特徴や仕組みについて、実際に装置の中を見せながらお伝えしました。


 

今日の振り返り・感想を発表したので、一部紹介します。

 

・合意形成について、みんなの意見を聞かないとまず始まらないし、自分のことばかり言ったり、自分の意見を通したら周りが納得しない、だからみんながこれでいいかなとか、それでいいんじゃないと思うような意見を出せるようにしなくてはいけないけど、でも休み時間は時間が限られているからそういうところまで考えたりすることが大切だと思いました。(小学生メンバー)

 

・木がCO2を吸収することは知っていたが、燃やすと吸ってきたCO2が全部出てしまうことを初めて知って、それで炭にしたらCO2が出ないということも知れたので、CO2が多すぎると地球温暖化にもつながるので、炭にしたほうがいいんだなと思いました。(小学生メンバー)

 

・合意形成は自分が苦手な分野なので、自分なりに少しずつ進めていって、みんなとも仲良くするために、やっていきたいと思いました。炭を使って、CO2を少しでも減らしていくという活動に驚いて、自分たちが出したものを処理しようという考え方が素敵で、私も見習いたいと思いました。(中学生メンバー)

 

・学校で合意形成をするかしないかを含めて、試してみたいと思います。温暖化を止める方法で、今までCO2をゼロにするということと、大気中のCO2を減らすということは聞いたことがあったけど、CO2を炭にして固定化することは聞いたことがなくて、面白そうだと思いました。(高校生メンバー)

 

・合意形成について、賛成・反対ではなく、理由を解決する方法を着目して、前回のコミュニケーション力と一緒に、これから会社や家族などの人間関係において意識していきたいと思いました。

地球温暖化を解決するために、CO2をゼロにすること、吸収すること、固定化することについて、前回のブルーカーボンとあわせて、炭化についてカーボナイザーを使うことで循環されてずっと使うことができることが凄いなと思いました。(社会人メンバー)



 

ユースゼミ終了後に、放課後ゼミとして、副代表・光村の解説のもと、未来ロケットカーボナイザー(炭化装置)の現場見学をしました! 初めて見る炭化装置やその仕組みに、驚きながら熱心に聞いていました。


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