第7期 第2回ゼミ ~「システム思考」でつながりから構造を考える~
- miraiyouth
- 5月17日
- 読了時間: 4分

5月17日(土)に、未来創造ユースチーム第7期の第2回ゼミを開催しました。
今回は、熱海会場で2名、オンラインで10名のメンバーが参加しました。
はじめに、5月11日に未来創造部が大阪万博にあるBLUE OCEAN DOMEにてパビリオン催事に参加してきましたので、当日の様子についてメンバーに報告をしました。BLUE OCEAN DOMEの公式YouTubeではアーカイブ動画として配信されているので、よろしければ未来創造部やユースチームの活動にてご覧いただけたら嬉しいです。
参考情報:
熱海・未来創造部が2025大阪・関西万博「BLUE OCAEN DOME(ZERI JAPAN)」のパビリオン催事に参加しました~地域発、地球規模の挑戦を発信~
第1回の内容(バックキャスティングでビジョンを考える)について、メンバーがレポートに書いてくれたコメント(学びや気づき、悩み)をもとにおさらいをしました。枝廣からは、ビジョンをつくる時のポイントを追加でアドバイスを送りました。
今回のテーマは、「「システム思考」でつながりから構造を考える」です。
まず、因果関係を矢印でつなぐ練習から始めて、ループ図の描き方やシステム思考の考え方についてレクチャーをしました。それから、あるループ図がうまく機能しない場合に、どんな働きかけの方法やアイディアが考えられるかを、3~4人の小グループで意見を出し合ってみました。
次に、それぞれが「自分が増やしたい/減らしたいと思っていること」について、ループ図を描いてみるワークをしました。個人で描いてみた後に、グループでそれぞれのループ図について聞き合い、お互いの学びをさらに深めるために問いかけをしながら共有をしました。共有した後に、枝廣からも問いかけをして、さらに考えられそうな要素やループ図を描く際のポイントについて追加でコメントを送りました。
最後に、ショート・レクチャーとして、メンバーの関心度の高いテーマの一つでもある「ごみ」についての授業をしました。
循環型経済(サーキュラー・エコノミー)の考え方や、異業種の企業がパートナーシップのもと作り出している商品やシステムなどを解説しました。他にも、徳島県上勝町での町全体として取り組むゼロ・ウェイスト活動を、実際に上勝町に行ったことのある枝廣から町の様子について写真を交えながら紹介しました。
未来創造部の副代表の光村は、熱海市の環境審議会会長も務めていて、熱海市内のイベントにおいて「熱海のごみを考える会」を発足して、これまでは3分別「びん・缶・燃えるゴミ」だったものを今回より6分別でおこないました。また、その中でもイベント内で出てくる「紙ごみ」について、コアレックスという企業と連携して、汚れている紙ごみもトイレットペーパーにリサイクルする取り組みも実施しました。
ゴミについては、私たちの生活にも密接につながっているテーマなので、ゴミゼロに向けて自分たちができることを一緒に考えてみましょう!
今日の振り返り・感想を発表したので、一部紹介します。
・私はシステム思考やループ図、つながりについて考えることが得意なほうなのかなと思ったので、これからの生活に活かしていきたいと思います。(小学生メンバー)
・システム思考について、同じテーマであってもその人その人によって表すものが異なるというのが面白いなと思いました。問題が起こってアイディアが他に欲しかった時に、つながる思考について考えることができればと思います。(高校生メンバー)
・ループ図をやってみて、もっと具体的であればある程よいと思いました。また、ループ図を描くことで、何をすべきかについてクリアになるように感じたので続けていきたいです。ごみの問題は生活していくうえで、切っても切り離せない問題だと思うので、自分でも勉強してみていずれ取り組みを発表できればいいなと思いました。(社会人メンバー)
・ループ図をやってみて、思考が広がる感じがして、自分一人では一方通行で物事を考えてしまうような気がしていて、このように書き出して繋げてみることで、視野が広がる感じがしました。また一人では負のループから抜け出せないがするが、一度ループを切って考えてみるやり方や他者に聞いてもらったりする方法を通じて、枝葉が分かれていくことを今日実感することができておもしろかったです。同じ職場の問題について、最初はお互いに見せないで各自で考えた後に、どんな解決策があったのかを見せ合うなどをしてみたいと思いました。(社会人メンバー)